北海道発明協会会長賞
雨垂れ・落雪等離落機能軒付き丸パイプハウス(特許第6736197号)
【北海道発明協会】
越浦 政俊 |
越浦パイプ株式会社 会長 |
本発明は、降雨時の換気、冬期の結露水凍結による破損防止、除雪作業の負担軽減を目的とするビニールハウスに関するものである。
本発明では、丸形アーチパイプによって構成される丸パイプハウスの湾曲状の肩部に、軒方向に膨出させた軒用アーチ材の最大膨出部分を丸形アーチパイプの裾部より外側に突出させた状態で固定するとともに、軒用アーチ材同士を奥行き方向に長い軒用梁材によって連結し、ビニールシートを軒用アーチ材の外側に被覆することで、ハウス内への降雨の吹き込みを軽減し、雪・雨水・結露水を裾部から離れた位置に落下させることを実現した。さらに、新設のパイプハウスのみならず、既設のパイプハウスにも後から取り付け可能である。
本発明により、降雨時の換気が可能になり、農作物の病気被害や泥付着、育成不良を軽減するほか、冬期の結露水凍結によるパイプ等の破損を低減し、ハウス本体を長く使用できるようになった。
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