文部科学大臣賞
水素ステーション用水素ガス冷却装置(特許第6563374号)
【長野県発明協会】
丸山 真也 |
オリオン機械株式会社 技術開発本部 開発部 水素事業開発グループ グループ長 |
太田 浩一 |
オリオン機械株式会社 産機技術事業部 技術アドバイザー |
実 施 功 績 賞
太田 哲郎 |
オリオン機械株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、水素ステーションで燃料電池自動車の燃料タンクに充填する水素ガスを冷却する水素ガス冷却装置において、充填時に短時間で水素ガスを約−40℃まで冷却する技術に関するものである。
本発明では、冷却水供給源から冷凍回路の凝縮器に接続する配管に、圧縮機に至る配管を接続し、その接続部位と凝縮器の間に調整弁を配置した。圧縮機に冷却水が供給されるとともに、凝縮器には水素ガスの非充填時でも調整弁の開度に応じて冷却水が供給される。冷却水供給源と水素ガス冷却装置は屋外に離れて配置されているが、配管内で冷却水が滞留しないため、夏期の高温化及び冬期の凍結を防止することができる。
本発明により、地域や季節で異なる周辺温度に影響されることなく、必要な際に直ちに水素ガスを充填できるようになった。また、装置の構成がシンプルであるため、高価な特殊部品や煩雑な調整作業が不要になり、製造及び運用コストの低減が可能になった。
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