特許庁長官賞
遠隔制御できるレンズ交換式ロボットカメラ(意匠登録第1729049号)
【発明協会(東京)】
矢代 昇吾 |
ソニーグループ株式会社 クリエイティブセンター チーフアートディレクター |
鈴木 匠 |
ソニーグループ株式会社 クリエイティブセンター シニアデザイナー |
実 施 功 績 賞
十時 裕樹 |
ソニーグループ株式会社 取締役 代表執行役 社長 COO 兼 CFO |
本意匠は、映画撮影用のクオリティを有するフルサイズセンサーを搭載し、デジタル一眼カメラ用レンズの装着及びリモコンやタブレット等によるパン・チルト・光学ズームの遠隔制御が可能な小型ロボットカメラに関するものである。
カメラワークを駆動するギア類を集約した円盤形状が特徴であり、離れた場所や天吊り状態でも視認しやすいよう、大きなタリーランプを2ヶ所に設けた。さらに、旋回を固定するロックレバー、カメラブロックを前後させるスライドレバー、レンズとカメラブロックの重心位置を決める目盛りを刻んだスライドレール等のデザインを工夫し、レンズ交換時に行う重量バランス調整等の一連の所作が自然に行えるようになり、撮影現場での作業負担を軽減した。
本意匠により、高校野球中継のリモート化によるコストダウン、音楽ライブ配信での斬新なカメラワークと演出、学校行事や地域発表会等の地域番組制作における省人化・高画質化を実現し、映像業界だけでなく地方創成にも大きく貢献している。
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