特許庁長官賞
予め断熱構造を有する冷媒用配管の設置方法(特許第7292775号)
【北海道発明協会】
若山 敏次 |
株式会社昭和冷凍プラント 取締役 |
若山 聖子 |
株式会社昭和冷凍プラント 代表取締役 |
本発明は、断熱構造を有する冷媒ホースの設置方法に関するものであり、柔軟性を備えた冷媒用ホースに断熱材を装着する工程、外周面と内周面との隙間に窒素ガスを注入する工程、隙間に残留した窒素ガスを封止する工程を特徴とする。
本発明の冷媒用配管は、冷媒ホースの外側にゴム質断熱材を装着した多層管である。断熱材が外部からの熱の侵入を防ぐことで、冷却効果、冷却速度及び冷却装置のエネルギー効率が向上し、エネルギーロスの低減が可能となる。また、冷媒ホースは柔軟性があるため曲げやすく取り扱いが容易であり、耐熱性、耐久性、耐摩耗性、緩衝効果を有している。
本発明により、冷媒用配管工事において配管の曲線や障害物の回避が容易になり、作業時間の短縮化に繋がった。また、配管の切断、接続にバーナー等の火気を用いる必要がなく、作業の安全性が向上したほか、輪巻きして輸送することが可能であり、物流の効率化に寄与する。
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