日本弁理士会会長賞
動作補助作業着(特許第6527629号)
【広島県発明協会】
児玉 賢士 |
株式会社Asahicho 代表取締役社長 |
田中 英一郎 |
学校法人早稲田大学 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 生産システム分野 教授 |
廖 允廷 |
元 学校法人早稲田大学 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 |
石岡 利文 |
株式会社Asahicho 営業部 営業1課 課長 |
神田 千秋 |
株式会社Asahicho 製造部 R&Dグループ |
三島 和子 |
元 株式会社Asahicho |
実 施 功 績 賞
田中 愛治 |
学校法人早稲田大学 総長 |
本発明は、前屈み、中腰、腰下げ、腕上げなどの姿勢で長期間作業し続ける際に、腕、膝、腰、背、脚を包括的に補助し、作業負担を軽減する動作補助作業着に関するものである。
本発明は、腕支持部を吊上げ可能に繋ぎ、肩越しから背にかけ伸びた弾性の腕補助帯部と、足裏で踏み付ける踏付け部に繋がり、腰から背にかけ伸びた弾性の腰背脚補助帯部とが、歪んで伸縮する異方変形性の織物製集束部材に集束している(図1)。背側には、小傾の前屈で伸びる緊張した第一の弾性布地と、大傾の前屈で第一の弾性布地と共に伸びる弛んだ第二の弾性布地とを有する(図2)。作業の強度に応じ補助の強弱が変わる構成であり、任意に補助の度合いを調整することもできる。
本発明により、簡易な構成かつ軽量で電力を使用しない経済的な動作補助作業着を実現することができた。倉庫での荷物の運搬、工場での製品組立、介護施設での入所者の移動、農地での苗付け・収穫など、多様な現場で使用でき、作業負担の軽減と生産性の向上に寄与している。
Copyright©1996- Japan Institute of Invention and Innovation All rights reserved