【令和6年度九州地方発明表彰】
発明協会会長賞

発明のポイントをお教えください
本発明は、人工呼吸器装着患者の気管チューブのカフ(風船状)が気管壁に適正圧で密着するようにカフ圧を一定に調整・保持するカフ圧自動調整器に関するものです。従来技術はカフの加圧ポンプと減圧電磁弁で調整する電動式のものでした。開発にあたり、同様の製品では競争力が確保できないため、電源不要でカフ圧が調整可能な方法がないかと考え、カフの容積に比べて大容量で平板上の調整袋を連通しバネ圧で自動調整する方式を考案しました。
苦労した点はどこでしょうか
大容量の調整袋を連通する構造では所定値のカフ圧に設定することが難しかったのですが、バネで付勢した押圧板で調整袋を押圧し調整ダイヤルでバネ力を調整することで可能にしました。また、調整袋を平板状に形成することでカフ内のエア変化量に対し調整袋の厚さ変化量が微小のためバネ圧の変化がなくカフ圧が一定圧に自動調整・保持される構造を発案しました。カフと調整袋が常時連通しエアの流れが円滑であるため、カフの変動に対しカフ圧を瞬時に調整・保持することができます。
受賞のご感想をお願いします
この度は発明協会会長賞に選出して頂き誠にありがとうございます。本発明は医療職の方より海外製のカフ圧自動調整器の紹介があり、医療機器は国産品が少ないので開発できませんか?との相談を受けて開発しました。独自商品として強みが必要と考えて、電源不要でカフ圧を自動調整可能なカフ圧自動調整器を開発しました。当社は独自の医療機器を開発し、全国や海外に販売することを目指しています。これからも患者家族に喜ばれる商品を開発し社会貢献をしてまいりたいと思います。
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