文部科学大臣賞
二重渦式高速回転気液混合二重槽(特許第4652478号)
【熊本県発明協会】
堤 裕昭 |
公立大学法人熊本県立大学 学長 |
高瀬 一郎 |
元 大巧技研有限会社 顧問 |
実 施 功 績 賞
西 哲雄 |
株式会社大巧技研 代表取締役 |
本発明は、マイクロバブル発生ノズルに関するものであり、水中に大量発生させた浮力の小さいマイクロバブル(直径50ミクロン以下の泡)を長時間懸濁させ、その間に泡中のガスの溶け込みを促進し、曝気効率を飛躍的に向上することができる。
本発明では、ポンプから送水された水が二重槽の外槽上部から内槽の内部へ移流し、下降する外渦流が発生すると同時に、その渦流の内部に回転半径が小さく、数倍高速に回転しながら上昇する内渦流が発生する。この内渦流には、内槽の底部中心に空けられた穴から外部の気体が吸い込まれて気体柱が発生し、内渦流と気体柱の摩擦により大量のマイクロバブルが発生する。
マイクロバブルによる水の曝気試験において、渦流が一重である従来装置と比較して、溶存酸素濃度が20%から95%に到達する時間を約1/3に短縮できることが確認された。
Copyright©1996- Japan Institute of Invention and Innovation All rights reserved