関東経済産業局長賞

ブドウの花を使用したクラフトジンの製法（特許第7007535号）

【山梨県発明協会】

岸川　勇太

株式会社ＧＥＥＫＳＴＩＬＬ　代表取締役

　本発明は、従来は無かったブドウの花の香を発するクラフトジンを効率良く製造する方法に関するものである。
　本発明は、ブドウの花をアルコールに浸漬する第１浸漬工程、第１浸漬工程で得る第１浸漬液を減圧または常圧蒸留する第１蒸留工程、ブドウの花を水に浸漬する第２浸漬工程、第２浸漬工程で得る第２浸漬液を減圧または常圧蒸留する第２蒸留工程、第１浸漬液を第１蒸留工程で蒸留して第１抽出液を得る第１抽出工程、第２浸漬液を第２蒸留工程で蒸留して第２抽出液を得る第２抽出工程、及び第１抽出液と第２抽出液をブレンドするブレンド工程を有する。ブドウの花の香は、アルコールに溶けやすい成分と、水に溶けやすい成分が存在するため、それぞれの成分をアルコールと水に個別に浸漬した後、両者をブレンドする方法を見出した。
　本発明により、強いブドウの花の香がするクラフトジンを製造できるようになった。

本発明の実施形態

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