発明協会会長賞
着色消毒剤(特許第6622325号)
【徳島県発明協会】
古賀 真里 |
株式会社大塚製薬工場 製剤技術部 製剤研究第3グループ 係長 |
椿山 諒平 |
株式会社大塚製薬工場 製剤技術部 再生医療担当 リーダー |
菊地 基哉 |
株式会社大塚製薬工場 製剤技術部 部長 |
今井 薫 |
株式会社大塚製薬工場 鳴門研究所 手術周辺領域研究室 感染防御チーム 研究員 |
萩 彰文 |
株式会社大塚製薬工場 鳴門研究所 手術周辺領域研究室 室長 |
実 施 功 績 賞
小笠原 信一 |
株式会社大塚製薬工場 代表取締役社長 |
本発明は、オラネキシジングルコン酸塩、着色料及びアルキルジメチルアミンオキシドを含有する皮膚消毒用の組成物に関するものである。
医療用消毒剤として用いられるオラネキシジングルコン酸塩の水溶液は無色透明の液体であるため、手術前の皮膚消毒において、塗布部位を目視で容易に特定できることが望まれていた。本発明では、水溶液に着色料を含有することで塗布部位の確認を容易にしたほか、アルキルジメチルアミンオキシドを含有することで、着色料とオラネキシジンからなる沈殿を抑え、かつ、他の界面活性剤を添加した際に発生するオラネキシジングルコン酸塩の殺菌効力の低下を抑制することを可能とした。
本発明によって、オラネキシジングルコン酸塩の殺菌効果を維持するとともに、手術前の皮膚消毒において塗布部位を容易に特定できる外用殺菌消毒剤を提供できるようになった。
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