文部科学大臣賞
血液透析装置用回路の構造(特許第6770055号)
【宮崎県発明協会】
森田 将之 |
日機装株式会社 金沢製作所 メディカル工場 製造技術部 第三グループ 係長 |
小野 和秀 |
日機装株式会社 メディカル事業本部 カスタマーサービス部 第一グループ |
実 施 功 績 賞
甲斐 敏彦 |
日機装株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、複数のしごきポンプ型を有する血液浄化装置に適用される消耗品である複数のポンプチューブを有する透析液回路に関するものであり、特に救急病院のICUなどで急性期医療に使用され、透析液回路の血液浄化装置への着脱作業を短時間かつ確実に行えるようにした。
本発明は、ポンプチューブを保持するカセット式構造の取付部材であり、しごき型ポンプへのポンプチューブの円滑な着脱作業を実現する。しごき型ポンプに対するポンプチューブの取付方向に向かってポンプチューブを傾斜し、取付部材に延設させる。取付部材を血液浄化装置に取り付けた際、ポンプチューブの折れ曲がった角度がポンプチューブの傾斜角度によって吸収され、ポンプチューブの取付方向に指向した状態が維持される。
本発明により、しごき型ポンプに対するポンプチューブを有する透析液回路の着脱作業を容易かつ円滑に行うことができるため、血液浄化装置へ取り付ける際の作業性が向上し、急性期医療の現場では治療開始までの時間を短縮できるとともに、間違いのない確実な準備が可能になる。
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