特許庁長官賞
血漿分離装置及び血漿分離方法(特許第6366025号)
[岩手県発明協会]
土井 和彦 |
セルスペクト株式会社 体外診断薬開発部 フェロー |
近藤 真一 |
セルスペクト株式会社 体外診システム開発部 IVD試作開発ユニット UL |
長野 典浩 |
セルスペクト株式会社 経営企画部 営業企画課 |
北條 渉 |
セルスペクト株式会社 COVID19技術開発部 部長(CTO) |
実 施 功 績 賞
岩渕 拓也 |
セルスペクト株式会社 代表取締役兼CEO |
本発明は指先から採取した微量血液について、毛細管現象を利用して血液から血漿成分を溶血させることなく分離する装置及び方法に関するものである。
本発明は、血液をそのまま検体とした血糖、中性脂肪、総コレステロールなどの生化学検査用血液検査に用いられ、検査用のスティックは血液分離部と、これに連結した血漿回収部(測定項目毎の試薬を含侵・乾燥させた試薬紙)で構成される。毛細管現象が効果的に働き、試料添加部から導入された血液が含侵しながら血漿分離され、各項目のインジケーター部(血漿回収部)に血漿が速やかに回収される。血漿は試薬と反応し、血漿中の各項目成分濃度に応じた発色を示す。
本発明により、専用の検査装置や専門的な技能を持たない者でも、安価、安全、簡便かつ速やかに血液を検体とした生化学検査を行うことができるようになった。
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