【令和2年度四国地方発明表彰】
四国経済産業局長賞
発明のポイントをお教えください
本受賞技術の前提となる圧入工法とは、既に圧入されている杭の引抜抵抗力を反力として、新たな杭を静荷重により連続的に施工する工法です。
しかし、杭基礎によっては杭を連続的に施工する必要がなく、機能面、経済面より飛び杭(杭径の2.5倍程度の一定間隔を保持して施工される杭)施工が合理的です。
本発明は、従来の圧入機と新設計のスキップロックアタッチメントを使用することにより、飛び杭施工の工期短縮、工費削減を実現します。
しかし、杭基礎によっては杭を連続的に施工する必要がなく、機能面、経済面より飛び杭(杭径の2.5倍程度の一定間隔を保持して施工される杭)施工が合理的です。
本発明は、従来の圧入機と新設計のスキップロックアタッチメントを使用することにより、飛び杭施工の工期短縮、工費削減を実現します。
苦労した点はどこでしょうか
杭の建込みから圧入までを杭上で行う「GRBシステム施工」の場合、スキップロックアタッチメントを最大8個使用して施工が行われます。圧入機の前進移動に伴い最後尾のアタッチメントを前方に移動する必要がありますが、この作業で各アタッチメントを作動させている油圧配管や電気配線の切断・接続が繰り返されます。
システム全体のインターロックが確実に作動し、高い安全性を確保した状態で作業ができるよう作業手順の見直しと安全装置の設置には万全の注意を払いました。
システム全体のインターロックが確実に作動し、高い安全性を確保した状態で作業ができるよう作業手順の見直しと安全装置の設置には万全の注意を払いました。
受賞のご感想をお願いします
この度は、このような栄誉ある賞をいただき誠にありがとうございました。
本件開発にご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。本製品もシリーズ化され、いろいろな杭径に対応可能な工法となっています。特に東日本大震災の復旧工事で多く採用され、本発明で被災地復興の協力ができたことをうれしく思います。
これからも世の中の役に立つ「物」「方法」を創造し貢献する開発を進めてまいります。
本件開発にご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。本製品もシリーズ化され、いろいろな杭径に対応可能な工法となっています。特に東日本大震災の復旧工事で多く採用され、本発明で被災地復興の協力ができたことをうれしく思います。
これからも世の中の役に立つ「物」「方法」を創造し貢献する開発を進めてまいります。
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