【令和2年度九州地方発明表彰】
日本弁理士会会長賞
発明のポイントをお教えください
農作物ピッカーの最重要課題は、選別作業でいかに農作物のみを回収するか、という点にあります。そのために、従来2〜3秒だった選別時間を最大12秒まで長くできるよう、従来の直線型の選別コンベアをロ字状無端スラットコンベアへと変更しました。
さらに本発明では、無端スラットコンベアの内部から外側へ向かって排出シュート及び排出コンベアを形成し、選別した不純物の排除作業の効率化を図りました。
これにより、より精度の高い選別作業が可能になりました。
さらに本発明では、無端スラットコンベアの内部から外側へ向かって排出シュート及び排出コンベアを形成し、選別した不純物の排除作業の効率化を図りました。
これにより、より精度の高い選別作業が可能になりました。
苦労した点はどこでしょうか
従来の直線型選別コンベアを採用したピッカーでは、選別精度を上げるために選別コンベアを長くする必要がありました。すると機体全長が長くなり大型化してしまいます。
ある日、テレビで流れた回転寿司の映像から着想を得て、選別精度の向上と機体全長のコンパクト化を両立させるアイデアを思いつきました。早速開発グループのチーフと回転寿司屋に行き、レーンを実際に検分して構想を練りました。
本開発のスタートは平成3年、試作機作りを重ねること5機、20年後に本発明にたどり着きました。
ある日、テレビで流れた回転寿司の映像から着想を得て、選別精度の向上と機体全長のコンパクト化を両立させるアイデアを思いつきました。早速開発グループのチーフと回転寿司屋に行き、レーンを実際に検分して構想を練りました。
本開発のスタートは平成3年、試作機作りを重ねること5機、20年後に本発明にたどり着きました。
受賞のご感想をお願いします
この度は日本弁理士会会長賞をいただき、誠にありがとうございました。
現在、本発明を搭載したピッカーは、対象作物をジャガイモ、玉ネギ、ニンニク、里芋、人参、ショウガ、コンニャク芋、サツマイモ等々に広げ、能率や品質を重視してそれぞれの仕様で販売できるようになっています。
受賞を励みにこれからも、「日本の食の一翼を担う」会社として次世代収穫機の開発を進めてまいります。重ねてありがとうございました。
現在、本発明を搭載したピッカーは、対象作物をジャガイモ、玉ネギ、ニンニク、里芋、人参、ショウガ、コンニャク芋、サツマイモ等々に広げ、能率や品質を重視してそれぞれの仕様で販売できるようになっています。
受賞を励みにこれからも、「日本の食の一翼を担う」会社として次世代収穫機の開発を進めてまいります。重ねてありがとうございました。
Copyright©1996- Japan Institute of Invention and Innovation All rights reserved