中小企業庁長官賞
口栓取付装置(特許第6364229号)
【徳島県発明協会】
角田 浩一 |
四国化工機株式会社 機械生産技術本部 技術二部 設計一課 主任技師 |
実 施 功 績 賞
植田 滋 |
四国化工機株式会社 代表取締役社長 CEO |
本発明は、日本酒、調味料等の液体を口栓(P)付き角筒状紙容器(C1)に充填包装する充填包装機において、1台の機械で数種類の容器の角寸(W)に対応する為、角寸の変更が容易に行える機構を備えた口栓取付装置である。
本発明の溶着ユニット(5)を構成しているアンビル(51)およびホーンスライド軸(11)は、1つの溶着ユニット用ベース(6B)に一体的に設けられている。容器の角寸を変更する場合、溶着ユニット用ベースをスライドさせ、固定するだけで容易に位置決めができる。ホーン(52)の位置の変更は、2つのエアシリンダ(591)の伸縮によって自動的に行われる。アンビルとホーンの平行度が保たれる為、口栓の溶着は安定する。
本発明による口栓取付装置では、従来最大で4時間程度掛かっていた角寸変更作業を、誰でも1分程度で行えるようになった上、口栓溶着不良のリスクを解消し、ユーザーの負担を大きく削減することができた。
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