日本弁理士会会長賞
田植機の圃場端植え制御(特許第5888613号)
【愛媛県発明協会】
岡田 卓也 |
井関農機株式会社 移植技術部 |
小佐野 光 |
井関農機株式会社 移植技術部 |
今泉 大介 |
井関農機株式会社 移植技術部 |
堀田 直岐 |
井関農機株式会社 移植技術部 |
高橋 学 |
井関農機株式会社 移植技術部 |
福井 享 |
元 井関農機株式会社 移植技術部 |
清家 理伯 |
元 井関農機株式会社 移植技術部 |
山口 信 |
元 井関農機株式会社 移植技術部 |
実 施 功 績 賞
冨安 司郎 |
井関農機株式会社 代表取締役社長執行役員 |
本発明は、苗の植え付けを始める位置から走行車体を前進させることなく、その場で一株分苗の植え付け動作を行わせることで、畦際ぎりぎりの位置に苗を植え付けることができる田植機に関するものである。
本発明では、(田植機の走行伝動を遮断する)副変速レバーの中立位置の側方に、圃場端植えスイッチを配置している。この圃場端植えスイッチが作動すると、植付クラッチを入状態にすると同時に苗植付装置に伝動する無段変速装置の出力を所定値まで上昇させる。そのため、作業者が副変速レバーを圃場端植えスイッチに接触させる操作を行うことで、走行車体を前進させることなく植付ロータリを動作させることが可能となっている。
本発明により、畦際ぎりぎりの位置に苗を植え付けることができるようになり、作業者による苗の手植え作業が不要となった。また、副変速レバーを圃場端植え位置に操作すると、植付クラッチが入状態になるとともに無段変速装置の出力が所定値まで上昇するので、複雑な操作が不要となった。
Copyright©1996- Japan Institute of Invention and Innovation All rights reserved