北海道発明協会会長賞
汎用的で迅速な簡易路面平坦性測定装置(特許第5226437号)
【北海道発明協会】
川村 彰 |
国立大学法人北見工業大学 理事・副学長 |
坂田 光児 |
元 株式会社共和電業 技術本部 主幹 |
富永 智 |
株式会社ワーカム北海道 業務推進部 指導職 |
本発明は、道路利用者の快適性、車両走行費用及び沿道環境と密接な関係のある路面の平坦性について、コンパクトな加速度計を汎用車のサスペンションと車体に設置することにより、迅速かつ安価にモニタリングする装置である。
本装置は、路面の平坦性指標である国際ラフネス指数(IRI)を道路点検時に簡易かつリアルタイムに算出することを可能とした。特徴は、IRIの算出原理を忠実に反映したシステム構成とし、安価で小型の加速度センサーを採用したことである。これにより、コンパクトかつ高精度で低価格な測定装置を実現させ、日常パトロール時にリアルタイムで位置情報と平坦性指標を算定・画面表示することで、路面損傷の早期発見を可能としている。
既存の路面性状測定車にはない技術・装置であり、従来困難であった汎用車での計測及び生活道路での測定や雨天時・積雪凍結時の路面モニタリングを可能とし、社会インフラ整備の向上に大きく貢献している。
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