日本弁理士会会長賞
フィルタープレスのろ布引き剥し方法(特許第5505809号)
【香川県発明協会】
本田 伸夫 |
株式会社石垣 産業機械事業部 国際本部 |
原 康二 |
株式会社石垣 産業機械事業部 技術本部 本部長 |
実 施 功 績 賞
石垣 真 |
株式会社石垣 代表取締役社長 |
本発明は、ろ板間に一対のろ布を張設して形成したろ過室に、液体と固体が混在した原液を供給し、ろ布を透過した液体をろ板外に排出することで固液分離を行うフィルタープレスに関するものである。
フィルタープレスで固液分離を行った後、ろ板を開板し、ろ布間に形成された脱水ケーキを排出するため、駆動チェーンで吊り下げたろ布を下方へ走行させる。従来はろ板の開板直後にろ布を下方に走行させていたところ、本発明ではろ布を下方へ降下させる前に、ろ布を一旦上昇させる操作を行う。固液分離中にろ布とろ板が付着するため、ろ布を一旦上昇させることでろ板からろ布が引き剥され、ろ布を下方へスムーズに走行させることができる。
本発明を実施することでフィルタープレスのろ布駆動が正常に行え、フィルタープレスを監視するための作業員を現場に常駐させる必要が無く、無人で自動運転が可能となり、作業員の負担が大幅に軽減される。
Copyright©1996- Japan Institute of Invention and Innovation All rights reserved