中小企業庁長官賞
トラクタ作業機のけん引部自動操舵装置(特許第5173183号)
【北海道発明協会】
河辺 秀樹 |
東洋農機株式会社 開発部開発課 課長代理 |
鈴木 晴久 |
東洋農機株式会社 業務部業務課 課長 |
村瀬 忍 |
東洋農機株式会社 開発部 参与 |
鈴木 豊 |
東洋農機株式会社 製造部生産課 課長代理 |
宮下 行雄 |
東洋農機株式会社 監査役 |
実 施 功 績 賞
太田 耕二 |
東洋農機株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、トラクタに牽引される作業機の旋回時の追従性を高めると共に、トラクタが旋回状態から直進状態へ戻る場合には、作業機を素早くトラクタの後方へと追従させ進行方向を一致させることができる作業機の操舵装置及び操舵装置用プログラムに関するものである。
牽引式の作業機は、回行する際にトラクタと作業機のタイヤの軌跡を一致させるために、ヒッチに装備されている油圧シリンダ13を手動操作し、作業機を外向させて追従性を高めるようにするが、手動操作のために忘れたりタイミングがずれることが多く、作業機で畦を踏みつけ作物にダメージを与えてしまうという問題があった。本発明の操舵装置は、トラクタと作業機の旋回状態をヒッチ角センサ11とドローバー角センサ12で検知して、その状況に合わせてヒッチ操作を自動で制御する装置である。
これらの制御によって、作業機はトラクタに対して自動で追従するようになり、作業者は後方を確認しなくてもよいため作業機を楽に安全に旋回させることができ、旋回時の追従性もよいため作物に与えるダメージも軽減できる。
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