【平成28年度九州地方発明表彰】
発明協会会長賞
発明のポイントをお教えください
規格外等の鮎の廃棄が、将来産廃で問題になるので、魚醤を製造してくれないかと依頼が有りました。
弊社は醤油メーカーで、魚醤については全く知識がないので、大分県産業科学技術センターに相談しました。研究員が酵素の研究をしていて、来年魚醤を試作する予定だという事で、急きょ共同開発をしようという事になりました。
酵素利用による製法で取り組んだところ、嫌な香りのしない従来とは全く違った新規の魚醤の製造方法を開発することができました。
弊社は醤油メーカーで、魚醤については全く知識がないので、大分県産業科学技術センターに相談しました。研究員が酵素の研究をしていて、来年魚醤を試作する予定だという事で、急きょ共同開発をしようという事になりました。
酵素利用による製法で取り組んだところ、嫌な香りのしない従来とは全く違った新規の魚醤の製造方法を開発することができました。
苦労した点はどこでしょうか
嫌な香りが無く美味しい魚醤が出来ましたので、従来の魚醤との置換が簡単に出来ると思っていました。
従来の魚醤を使った料理のレシピは嫌な香りが有るという前提の料理なので、鮎魚醤に嫌な香りが無くても、料理自体の味は変わらず、ただコストだけアップするという事で、全く売れませんでした。
結局、販売が出来たのは、これまで取引のなかったデパート・高級レストラン(海外の三ツ星も)等で、新しい事業を始めたのと同じことになり、苦労しました。
従来の魚醤を使った料理のレシピは嫌な香りが有るという前提の料理なので、鮎魚醤に嫌な香りが無くても、料理自体の味は変わらず、ただコストだけアップするという事で、全く売れませんでした。
結局、販売が出来たのは、これまで取引のなかったデパート・高級レストラン(海外の三ツ星も)等で、新しい事業を始めたのと同じことになり、苦労しました。
受賞のご感想をお願いします
発明協会会長賞という賞を頂けたという事で、驚きと感謝で一杯です。
これも大分県産業科学技術センターとの共同開発が無ければ、有りませんでした。販売につきましては、九州経済産業局・ジェトロ様の支援が無ければ、全く出来なかったと思っています。
鮎魚醤の技術を応用し、肉醤・草醤の開発につながり、魚醤だけでなく全く新しい市場も見えて来ており、企業の発展につなげたいと思っています。
これも大分県産業科学技術センターとの共同開発が無ければ、有りませんでした。販売につきましては、九州経済産業局・ジェトロ様の支援が無ければ、全く出来なかったと思っています。
鮎魚醤の技術を応用し、肉醤・草醤の開発につながり、魚醤だけでなく全く新しい市場も見えて来ており、企業の発展につなげたいと思っています。
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