【平成28年度北海道地方発明表彰】
北海道経済産業局長賞
発明のポイントをお教えください
窓・ドアといった住宅の開口部に強靱な「アラミド繊維シート」と「エンジニアード・ウッド」で構成した開口フレームを木造軸組内に所定の金具でセットするシステムです。
効果は地震による建物のねじれを抑制し、全体のバランスを高められることから安全な家づくりを可能にします。それは耐震性能を確保しつつ、本来の開口部(窓・ドア・シャッター)の機能を保ちつつ、デザインや快適な空間の広がりも付与してくれます。
効果は地震による建物のねじれを抑制し、全体のバランスを高められることから安全な家づくりを可能にします。それは耐震性能を確保しつつ、本来の開口部(窓・ドア・シャッター)の機能を保ちつつ、デザインや快適な空間の広がりも付与してくれます。
苦労した点はどこでしょうか
発明は新規性を要求され、その商品化に向けてのイノベーションには、ときに法の括りが壁となることがあります。同様に本システムもハイテクな素材を用いて構成しているため、建築基準法の「指定建築材料」外という課題があり、各研究機関、公的評価機関との協議や評価を余儀なくされてきました。
そのため、全国規模での学術的・技術的評価にあたり、多様な試験とその評価として、学会などでの報告も重視してきました。
当然、システム普及に向けての企画・事業も大変でした。
そのため、全国規模での学術的・技術的評価にあたり、多様な試験とその評価として、学会などでの報告も重視してきました。
当然、システム普及に向けての企画・事業も大変でした。
受賞のご感想をお願いします
名誉ある「本賞」と本発明への評価を頂き、感謝とお礼を申し上げます。
先の「阪神・淡路大震災」の現地を目の当たりにして、木造建築の脆弱さを感じ、確かな「安全な器づくり」は何かと問い、「開口部の耐震化が最優先されるべき」と確信し、本発明に至っております。
今回の発明協会による「賞」と本発明の技術開発に際し関係各位のご支援により、システムの構築に至ったことに改めて感謝し、安心な住まいづくりのために更なる普及活動をしていきたいと思っております。
先の「阪神・淡路大震災」の現地を目の当たりにして、木造建築の脆弱さを感じ、確かな「安全な器づくり」は何かと問い、「開口部の耐震化が最優先されるべき」と確信し、本発明に至っております。
今回の発明協会による「賞」と本発明の技術開発に際し関係各位のご支援により、システムの構築に至ったことに改めて感謝し、安心な住まいづくりのために更なる普及活動をしていきたいと思っております。
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