東北経済産業局長賞
反射光検出型点滴モニタ装置(特許第5696297号)
[秋田県発明協会]
小笠原 雄二 |
秋田県産業技術センター 電子光応用開発部 部長 |
佐々木 信也 |
秋田県産業技術センター 電子光応用開発部 主任研究員 |
近藤 康夫 |
秋田県産業技術センター 電子光応用開発部 上席研究員 |
熊谷 健 |
秋田県産業技術センター 技術イノベーション部 主任研究員 |
近藤 克幸 |
国立大学法人秋田大学 理事(総務・情報・病院経営担当)(兼)副学長 |
近藤 邦昭 |
株式会社まほろば工房 代表取締役 |
眞田 慎 |
株式会社アクトラス 代表取締役 |
実 施 功 績 賞
山本 文雄 |
国立大学法人秋田大学 学長 |
本発明は、点滴筒に取り付けるだけで、一滴と一滴の時間間隔から瞬時に時間当たりの滴下数を割り出すとともに、点滴筒が傾いたり透明な液体や小児用の微小点滴でも見落とすことなく検出することができる点滴モニタ装置である。
従来の製品は、発光素子と受光素子を対向させて、その光を遮る状態が生じたときに液滴が通過したと判断し、滴下間隔を測定していた。しかしながらこの方法では、点滴筒を傾けたり小児用のような微小点滴では、光を十分に遮ることができないことによる検出漏れが生じて、正確な滴下間隔が得られない場合があった。
本発明は、この課題を解決するために、光の広がりを持つ発光素子と受光素子を平行に配置し、光が液滴に当たり反射してくる拡散光を捉える方式とした。更に、液滴と外乱を判別する回路とアルゴリズムを開発した。
本発明をもとに製品化を行い、これを利用することで、看護師による点滴スピード調整が簡便になり、点滴セットの時間短縮が出来、忙しい看護師業務の効率化に役立っているとの評価を得ている。
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