中小企業庁長官賞
丸呑み式鉄道車両圧縮切断機(特許第4484961号)
[富山県発明協会]
高倉 可明 |
豊富産業グループ 会長 |
実 施 功 績 賞
高倉 康氏 |
株式会社とわに 代表取締役社長 |
本発明は、従来の常識を覆す、鉄道車両1両を丸ごと圧縮して切断する機械である。また、本発明を用いた解体手法によって、鉄道車両の解体における経済効果の向上と、解体に係る環境負荷の低減を両立させたものである。
従来の鉄道車両解体の手法は、屋外で重機による解体が一般的であった。また、解体の際には粉塵飛散防止対策として、ホースで放水を行う等の手法を用いていた。本発明においては、原型を維持した状態の鉄道車両丸ごと1両を機械内部のボックスに投入し、圧縮・切断することで、粉塵や騒音、振動等の環境負荷を低減した。また、解体作業時間の大幅な短縮と解体に係るコストの削減を実現した。
合理的な解体手法によって、都市圏から運送コストをかけて弊社の工場まで引取を行った場合でも、既存の鉄道車両の解体業者に対して強い競争力を持つことができた。近隣県だけでなく関東圏の各鉄道会社とも継続的な取引を行っている。
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