発明協会会長奨励賞
腸疾患改善用組成物(特許第4956002号)
【三重県発明協会】
余川 丈夫 |
太陽化学株式会社 ニュートリション事業部 統括グループ プロダクトマネージャー |
石原 則幸 |
太陽化学株式会社 ニュートリション事業部 メディケア(四日市)グループ 次席 |
実 施 功 績 賞
山崎 長宏 |
太陽化学株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、平均分子量が8,000〜50,000のガラクトマンナン分解物を含有してなる、潰瘍性大腸炎(UC)、クローン病(CD)、及び腸型ベーチェット病(BD)からなる群より選ばれる炎症性腸疾患(IBD)の改善または治療用剤に関するものである。
IBDとは、腸の粘膜に炎症が起こり、びらん(ただれ)や潰瘍ができる難病である。根本的に治すことのできる治療法は発見されておらず、IBDを予防・治療することが大きな課題となっていた。
本発明で提供されるガラクトマンナン分解物を含有する腸疾患改善用組成物は、安全に使用でき、粉末飲料やサプリメントなどいろいろな形態の食品として食することにより、多量あるいは長期間にわたる摂取が負担無く可能である。
厚生労働省特定疾患医療受給者証交付件数はUCが約140,000人、CDが約40,000人となっているが、近年患者数は増加する傾向にある。本発明品を積極的に普段から継続摂取することでIBDを予防・改善することは、社会的及び経済的意義は非常に大きい。
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