中部経済産業局長賞
樹脂管用ワンタッチ継手(特許第5081336号)
【岐阜県発明協会】
林 延彦 |
株式会社オンダ製作所 商品開発本部 商品開発本部長 |
井村 元 |
株式会社オンダ製作所 商品開発本部 研究開発主任 |
実 施 功 績 賞
恩田 由紀 |
株式会社オンダ製作所 代表取締役社長 |
本発明は、住宅の給水給湯配管に使用される樹脂管をワンタッチで接続するコンパクト化により流路抵抗を小さくした継手において、管に強い引抜力が作用しても管の接続状態が維持できる継手の構造に関するものである。
従来、継手本体とキャップは管の抜止め機構を内包した状態で凹凸関係により連結されている。本発明はキャップを連結する凸条を本体と、本体に設ける切欠きに係合部材を嵌め合わせることで形成し、また、切欠きと係合部材には外側に向かい縮幅するテーパ面を設ける。管に引抜力が作用すると、キャップにその力が作用し、更に係合部材が離脱しようとするが、テーパ面に沿って切欠きは押し拡げられ、本体の凸条はキャップの凹溝に深く入り込む。
このような構造とすることで樹脂管に引抜力が作用した場合には抜け止め機構を内包する継手本体とキャップの連結状態は強固となり、キャップの連結が解除されることなく樹脂管の接続状態を維持することができる。
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