日本弁理士会会長奨励賞
縦横両用の人感センサーのためのマスク構造(特許第5531062号)
【石川県発明協会】
南 沙知 |
EIZO株式会社 映像商品開発部 商品開発1課 |
宮永 修平 |
EIZO株式会社 映像商品開発部 モジュラ開発課 主任エンジニア |
村田 敬 |
EIZO株式会社 映像商品開発部 商品開発1課 グループリーダー |
宮澤 勢至 |
EIZO株式会社 機能ユニット開発部 造形設計課 |
実 施 功 績 賞
実盛 祥隆 |
EIZO株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、液晶ディスプレイの正面に動体が存在するか否かを、デュアルタイプの焦電センサを用い検知する際に、センサ検知面に取付けるマスク構造体の開口パターンを工夫することで、液晶ディスプレイが横置きの場合でも縦置きの場合でも、動体の存在を精度良く検知することを可能にするものである。
焦電センサは動体の放つ赤外線の量を検知する。デュアルタイプの焦電センサは極性の異なる二つの焦電素子が配列されており、各素子に照射される赤外線の量が同じであれば変化量はとれない特性がある。本発明は、焦電素子の検知視野を制限する開口パターンを工夫することで、配列方向に対し垂直方向であっても、また、焦電センサの視野角内であっても変化量をとることを可能とした。
本発明によると、液晶ディスプレイの横・縦置き使用のために、焦電センサの素子形状自体への加工は不要であり、かつ、機械的に焦電センサを90度回転させるための機構を取付ける必要もないため、一つの焦電センサで比較的安価に発明の目的を実現できる。
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