【平成26年度九州地方発明表彰】
特許庁長官奨励賞
発明のポイントをお教えください
椅子を使用する理美容や歯科等の業務で高齢者等を対象とする場合、対象者を座姿勢から傾斜姿勢と変換を要します。動作中に起こるズレ下がりや無理な姿勢変換は、対象者と介助者双方に体勢の修正等が大きな負担となり、対象者の座り心地などに悪い印象を与えることにもなります。
この対象者の姿勢変換の繰り返しによるズレや痛みを少なく抑え、安全かつ快適に移行できるようにティルティングからリクライニング変換をズレ難く且つワンアクションで連動移行する椅子を開発しました。
この対象者の姿勢変換の繰り返しによるズレや痛みを少なく抑え、安全かつ快適に移行できるようにティルティングからリクライニング変換をズレ難く且つワンアクションで連動移行する椅子を開発しました。
苦労した点はどこでしょうか
背もたれの傾斜動作中でのズレや無理な姿勢を避け、対象者を座姿勢から傾斜姿勢へ、その逆の姿勢変換も安全かつ快適に変換でき、ズレの少ない椅子を提供するリンク機構をワンアクションで行うことができる様にした点です。
2次元モデル・3次元モデル・3DCGによる検証、検討・試作を繰り返してきたこと。ワンアクション動作の操作性と機構・デザインとの融合や椅子下部に機構を収納することで高齢者等と使用者の現場使用での安全性の確保に苦労しました。
2次元モデル・3次元モデル・3DCGによる検証、検討・試作を繰り返してきたこと。ワンアクション動作の操作性と機構・デザインとの融合や椅子下部に機構を収納することで高齢者等と使用者の現場使用での安全性の確保に苦労しました。
受賞のご感想をお願いします
日本の急速な高齢化は、理美容や歯科治療等の提供方法の改善を必要としており、医療・介護施設や在宅への訪問理美容や歯科等の需要が増えています。
身体機能や体力の低下した方へのサービス提供には介助等の配慮が必要となりますが、本発明の多機能車いすにより、安全で快適な理美容の提供が普及され、医療・歯科・介護分野、家具や乗り物などへ、「椅子」の発明が活用されることを願っています。
最後に、高齢者等へのQOL向上を目指す本発明への評価を頂き厚くお礼申し上げます。
身体機能や体力の低下した方へのサービス提供には介助等の配慮が必要となりますが、本発明の多機能車いすにより、安全で快適な理美容の提供が普及され、医療・歯科・介護分野、家具や乗り物などへ、「椅子」の発明が活用されることを願っています。
最後に、高齢者等へのQOL向上を目指す本発明への評価を頂き厚くお礼申し上げます。
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