関東経済産業局長賞
自動車用利便系モータの小型・軽量化構造(特許第5188981号)
【群馬県発明協会】
塩田 直樹 |
株式会社ミツバ 技術開発部 モータ開発課 チームリーダ |
川島 義親 |
株式会社ミツバ 技術開発部 モータ開発課 研究員 |
実 施 功 績 賞
長瀬 裕一 |
株式会社ミツバ 代表取締役社長 |
本発明は、多極化・集中巻化・小セグメント化の複合技術により、従来の扁平構造を維持しつつ大幅に小型化・軽量化を図った自動車用利便系モータ(パワーシートモータ、サンルーフモータ、シートスライドモータ)である。
従来の2極機を多極化(軽量化)する場合、4極化が一般的で、ブラシ間隔は従来の180°から90°となり扁平構造を維持するのが難しくなるが、均圧線を設けた6極化により180°配置を図ることで扁平構造を維持したまま、ヨークの軽量化が可能となる。また9スロット・集中巻化(従来は10スロット重巻)により、銅量とセグメンを低減することでアマチュアの小型化が可能となる。これにより扁平構造を維持したまま、利便系モータの小型・軽量化が可能となる。
自動車用利便系モータでは世界初となる構造を実現し、従来の延長線上では到底達成することができない大幅な軽量化(▲60%)、小型化(▲28%)および低コスト化(小型・軽量化=材料使用量削減,資源保護)への実施効果が得られる。
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