日本弁理士会会長奨励賞
乾田・湿田用ローラーユニット(意匠登録第1464758号)
【北海道発明協会】
石村 聡英 |
株式会社石村鉄工 代表取締役 |
本発明は、水田など湿り気の多い土壌を深耕しながら砕土・整地を同時に作業することができる非駆動型のローラーユニットを開発したものである。本品は、畑で使用する砕土・整地機に取り付けられているケージ・ローラに代替して設置可能である。
本品は両端部に回転軸が設けられ、複数の回転体を具備している。各回転体は径方向に延出する複数の放射線部が配設されることで、側面視略星形を形成している。それらは隣接する各回転体の間で一枚ごとに角度をつけながら配置されているとともに、チューブバーにより対応する放射線状部の先端同士が連結され、この配置により本品はねじれが加わった形状となる。これにより、水田など土壌に湿気を帯びた土のローラー詰まりや藁などの絡みを軽減し、砕土・整地作業を効率的に行うことが可能となった。
非駆動により燃料費削減を図ることができる他、土壌の過剰砕土を防止し通気性を保持するなどメリットが期待できる。
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