日本弁理士会会長奨励賞
ひねり髪すき(意匠第1371693号)
【秋田県発明協会】
橋野 浩行 |
本意匠は、頭は丸いと気が付いたことから、掌の中の三次元曲線を持たせた髪すきであり、日本の文化、黒髪を梳く髪すきとして、「ひねり髪すき」と商標登録も行っている。
柘植(ツゲ)櫛は濡れ髪で使うと折れるが、本意匠は斧が折れるほど固いと言われる貴重な木材、斧折樺(オノオレカンバ)を用いており、濡れ髪でも使用できる。意匠デザイン性のみならず、日本一固いと言われる素材の素晴らしさも存分に発揮できる作品である。
本意匠の持つ三次元曲線により、頭皮のマッサージと髪通りが良いと好評を得ており、静電気が起きないように椿油に漬け込むことで髪の通りよく艶も上がると売り上げが上がってきている。また、三次元曲線は7000年の櫛の歴史を変えたとニューヨークでも絶賛され、MAD及びZONAからの受注もあり、世界のヘアーメイクアーティストの手にも渡っている。
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