特許庁長官奨励賞
ドアハンドル装置(特許第4705871号)
【宮崎県発明協会】
富士原 泰斗 |
株式会社ホンダロック 開発本部技術開発部システム開発ブロック 技術主任 |
乙田 祐邦 |
株式会社ホンダロック 開発本部技術開発部電子開発ブロック 技術主任 |
栗山 和幸 |
株式会社ホンダロック 開発本部技術開発部電子開発ブロック 技術主任 |
実 施 功 績 賞
浦野 勝雅 |
株式会社ホンダロック 代表取締役社長 |
本発明は、車両用スマートエントリーシステムを構成するドアハンドル装置において、近接センサの電極にスリットを形成することにより、アンテナ通信性能低下を抑制するものである。
ドアハンドルの中空部分には、送受信アンテナと静電容量センサとしての電極が設けられているが、アンテナコイルに電流が流れると、電磁誘導効果によって電極内部で渦電流が発生し、アンテナ通信性能が低下するといった問題が生じる。
本発明は、電極にアンテナコイルの巻回軸方向に対して略平行に延在するスリットを形成することにより、渦電流を発生し難くしている。
本発明の効果として、電極にスリットを形成したことにより、渦電流が発生し難くなり、近接センサの性能を低下させることなく、アンテナ通信性能低下を抑制して安定した通信距離を確保することができる。
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